相手にお願いする時、
伝え方が悪くて「No!」と断られてしまうことってありますよね。
特に、現代人は、スマホの普及で自分の時間を大事にする傾向にあり、
なかなか二つ返事でやってもらえないもの。
そんな今回は、「伝え方が9割」のノウハウを基に、
伝え方を変えて「Yes!」に変えましょう。
最も大事なのは自分の中に思う浮かんだ言葉をそのまま口にしないこと
ここで最も伝えたいのは、
「自分の中に思い浮かんだ言葉をそのまま口にしないこと」。
理由は、
相手のことを全く考えず、自分の都合だけで言葉を伝えているからです。
でも、これってついついやってしまいますよね。
とある日の夜、父が私の自宅に遊びに来てくれた時の話です。
いつものように「元気か?」という感じで、顔を見せに来てくれた父と、
最近起こったことや、仕事場での話など雑談をしました。
そして雑談が終わり、父はリビングでゴロンと横になりながらテレビを見ていたのですが、
ふと目をやると、何といびきをかきながらそのまま眠っていました。
実家に居る時から、父はテレビを付けながらそのまま寝る習慣があったんですよね。
ただ、「まあ一応、人のおうちなんだから、せめてテレビくらいは消して寝た方がいい」
そう思い、翌日の朝
「寝る時はテレビを消してくれない?」
と言ったところ、
「消し忘れることだってあるさ」
と反論され、こちらからのお願いを素直に聞き入れてくれませんでした。
これはあくまで私のちょっとした事例ですが、
自分の思いついたことをただコトバにして伝えただけだったので、
向こうから「No!」と言われてしまうことって多々あると思います。
なので、大事なのは伝え方をちょっとだけ変えるだけ。
ただ、頼み込むだけと、相手のことを考えて得られる結果とでは、
同じ結果でも全く違います。
「Yes!」をもらえる伝え方の手順
相手に「Yes!」と言ってもらえる伝え方の手順は、
- まずは自分の頭の中をそのまま口にしない
- 相手の頭の中を想像する
- 相手のメリットと一致するお願いをする
の3つです。
まずは自分の頭の中をそのまま口にしない
まずは、自分の頭に思い浮かんだ言葉をそのまま口にしない
と、気を付けることです。
ついつい、思いついたことをそのまま口に出してしまいそうな時は、
深呼吸などを入れて一呼吸入れましょう。
とにかく、ここではまず我慢です。
相手の頭の中を想像する
ここからが大事なポイントです。
次に一呼吸置いた後は、
相手の頭の中を想像します。
そもそも、伝える相手はどんなことを考えているのでしょうか?
たとえば、
- 相手をデートに誘う時、相手は何が好きなのでしょうか?
- 子どもに注意する時、相手はどう言われたら今後気をつけてくれるでしょうか?
先ほど私の事例で挙げた、父がテレビを付けっぱなしで寝る習慣。
これを例に考えると、私の父は、
- テレビを見ながらだと、そのまま寝付けやすい
- 無音よりも音を聞きながらそのまま寝たい
といったテレビが寝るための一つのきっかけとなっていました。
となると、相手にとって、
寝る前にテレビを消すこと自体がダメだということになります。
相手のメリットと一致するお願いをする
そしてここからは、相手のメリットと一致するお願いをします。
相手のメリットとお願いが一致していれば、お互いにWin-winという形で、
双方にメリットがありますからね。
たとえば、先ほど具体例で挙げた私の事例だと、
- 父はテレビを付けたまま寝たい
- ただ、無駄な電気代を節約できるものならしたい
といった2つの考えがあったので、そこを考慮して頼んだことは、
「電気代もったいないからさ、寝る前にでもオフタイマー付けてくれない?」
と頼みました。
すると、父はそこから私の家に来た時は、オフタイマーを付けるようになり、
父が寝た後は私がわざわざ消さなくとも、勝手に消えるようになりました。
たまにオフタイマーを付け忘れる時もありますが、意識してくれるあたり、頼み方ひとつでこうも変わるのかと実感できました。
私の例では、本当に家族での些細な出来事ですが、
仕事でも友人関係でも、自分の思っていることを相手にお願いするのではなく、
相手にとってもメリットのある頼み方をすれば、
お互いにWin-winの関係になれます。
まとめ
言い方ひとつで結果が変わる伝え方。
まさに伝え方が9割ということから、
日常生活ではもちろん、仕事にでも活用できる方法です。
ぜひ活用してみましょう。
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